私は現在立教大学で、社会学部メディア社会学科を専攻しています。授業は、メディアの分野の中でも特に興味があるジャーナリズムに関するものを中心に履修し、現在はジャーナリズムについてより専門的に学ぶゼミにも入っています。このページは、私が実際に履修してジャーナリズムを学ぶ上で履修して良かったと思う授業をいくつか紹介していきます。
世論調査論 (岡田 陽介 先生)
世論調査の基礎的な知識を身につけ、実際に世論調査の質問文を作ったり、集積結果の分析方法を考えたります。調査の仕組みや実体を学んでいく中で、それまで世論調査は新聞やテレビなどにもよく使われ、民意を知るために比較的有効な手段と考えていましたが、それは調査する側も国民も世論調査に関する基本的知識を身につけていてこそ有効になりえるものだと知ることができました。また、調査を設計するに当たり、日々のニュースや世間の動向について関心を持つだけでなく、そこに潜む問題や課題を自ら考える必要があり、ジャーナリズムの分野に通ずる部分があると感じました。
情報法 (鈴木 秀美 先生)
表現の自由や、プライバシー権、取材の自由や知る権利など、さまざま情報やメディアに関する法その問題点について学びました。
ジャーナリズム論 (橋本 晃 先生)
ジャーナリズムの理念の生成過程や、デジタル時代のジャーナリズムについて学ぶ講義です。SNSなどのメディアが発達し、誰もが情報発信可能な時代に、ジャーナリストなどプロが記事を書く意義などについて考えました。情報の溢れた社会において、客観的な報道や取材をもとにした根拠ある情報が、人々からも求められているだけでなく、ネットなど他のメディアの情報源にもなっていることを知り、旧マスメディアの現代における意義を見直しました。そしてなにより、ジャーナリズムの分野への関心が高まるきっかけとなる授業となりました。
専門演習2 (橋本 晃 先生) 【履修中】
3年生の春学期から始まったゼミです。担当の先生はジャーナリズム論と同じ橋本先生で、ジャーナリズムについてより深く研究したいと思い、このゼミで学ぶことに決めました。前期はテレビや出版物、新聞、雑誌などのさまざまなメディアの歴史やネット時代における役割について、文献『図説 日本のメディア』を読みながら読解・考察していきました。私は新聞について発表の担当をし、それまで知らなかった新聞社の制度や現状を知ることができました。また、文献読解の他に、「色」をテーマにコラム風の作文を書く経験をし、文章の書き方についても教わりました。
ジャーナリズム論の教材。ジャーナリズムをマに始める人をおすすめの本です。(画像をクリックすると立教大学図書館のOPACから本の書誌情報を確認できます)
専門演習2の前期で扱った教材です。内容が新聞、放送(テレビ、ラジオ)、雑誌など各メディアごとに項目分けされているので、興味ある分野だけ読みメディア研究に役立てることもできます。(画像をクリックすると立教大学図書館のOPACから本の書誌情報を確認できます)