私は、もともと文芸に興味があり、一年生の夏に文芸思想研究会というサークルに入りました。文芸思想研究会では年に5冊の部誌を発行していて、作品の執筆から冊子のデザイン、作品の編集、入稿まで部誌を部員で作ります。完成した作品は部員同士で合評したり、SPFで販売したりします。さまざまなかたちで文芸や創作活動に関わることができ、自分の文芸への興味や好奇心を活動を通して満たしています。今回は部誌ができるまでの流れについて、紹介したいと思います。
①作品執筆
このサークルでは、作品の創作をしたい人は誰でも作品を出すことができます。私は作品をかいた経験はありませんが、毎回小説や詩、俳句、短歌など様々なジャンルの作品が執筆されます。原稿規定に合わせて、定められた期日(一次締め切り)までに原稿をしあげます。
③グラフィック
作品の執筆活動が行われるのと同時に、部誌の表紙、目次、扉絵、奥付などのデザインも進められます。デザインソフトやアプリを入れて、ダウンローしたフリー素材を加工、合成し作成します。グラフィックデザインを経験したことのない私も、実際にやってみると色々な工夫ができ楽しめました。デザインに興味のある人は、デザインを作成できるソフトを紹介してみたので、参考にしてみて下さい。
〈ソフト・アプリ名〉 GIMP (無料)→参考サイト Word (無料)→参考サイト MediBang Paint (無料)→参考サイト Adobe (有料)→参考サイト
②編集会議
作品の原稿を編集する会議です。会議に参加する人は、作品の原稿を読んで、文字の表記やフォントの誤りは無いかなどの校閲を主にします。また作者さんの意志や表現方法を尊重しながら、作品の内容面について意見をいうこともあります。作者さんは意見をもとに、次の締め切り日(二次締め切り)までに作品の推敲をします。
④入稿
完成した原稿のデータを印刷所にもっていきます。この作業は、サークルの会計の人が担う仕事で、現在は私が行っています。印刷所に作品をわたしたら、あとは作品が完成するまで楽しみに待ちます。部員が作品づくりに関わることができるのはここまでなので、注文内容を入念にチェックし、原稿を送り出します。